第2回「東日本大震災・対話の会」を開催します
■第2回「東日本大震災・対話の会」 参加無料(先着30人)
■日時:2011年09月23日(午後1時30分〜4時30分)
■会場:アカデミー文京・学習室(文京シビックセンター 地下1階) (東京都文京区春日1-16-21)
■主催:対話法研究所 後援:東日本大震災・心の交流会
詳細情報と申し込みは、こちらからどうぞ。
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対話法研究所では、〈対話法〉(あとで説明します)に関心をもつ人たちと一緒に、長年、「対話の会」を開いてきました。この会の主な目的は、〈対話法〉の技法の一つである「確認型応答」を練習しながら、心のリフレッシュを図ることです。
「対話の会」では、さまざまな年齢や立場の人が、安心して語り合える場を維持するために、次のようなルールがあります。
1. 会の中で知った個人情報やプライバシーは、会の外にもらさないでください
2. 一人で切れ目なく5分(おおよその目安)以上話さないでください。
3. 必要に応じて〈対話法〉の原則を守ってください。
4. その場では解決しそうにない悩みや困りごと、難しい話題には深入りしないでください。
5. 自分の考えを相手に押し付けるような言い方を慎み、一つの提案として示してください。
「対話の会」には、このルールに合意した人が参加するため、一般の「話し合い」や「交流会」と比べて、安全性が高いという特徴があります。
私は、東日本大震災の発生後、被災者・支援者を問わず、震災に関わる人たちの心理的支援の場でも、「対話の会」の方法が活かせるのではないかと考え、「東日本大震災・対話の会」を開くことにしました。
この会は、震災に関わる、あらゆる立場の人が、支援する側・される側という枠を外して、共に語り、聞き合うことを通して、心労を和らげ、明日に繋がるエネルギーを生むことを目的としています。また、震災支援に関する情報交換の場にもなっています。
ここで、〈対話法〉について説明します。これは、浅野が17年前から提唱しているコミュニケーション技法です。「自分の考えや気持ちを言う(反応型応答)前に、相手が言いたいことの要点を、相手に言葉で確かめる(確認型応答)」ことを原則(必要に応じて使う)としています。この中の「確認型応答」は、従来からある、傾聴や共感というコミュニケーション技法をアレンジしたものであり、場の安心感や信頼関係の構築に役立ちます。しかも、確認型応答は、技法として、傾聴や共感よりもシンプルかつ具体的なので、初心者でも理解しやすく、すぐに実践に結びつけることができます。
「対話の会」での「確認型応答」の練習体験は、被災地での支援活動(特に心理的支援)に役立つと考えています。
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