2015年5月12日 (火)

〈対話法〉を全社員で共有する企業が出現!!

TBSテレビ「夢の扉」や、NHK・Eテレ「仕事学のすすめ」(現在は放映されていません)で紹介されたことのある企業で、社内のコミュニケーションを、より向上させる手段として、〈対話法〉が導入されることになりました。

埼玉県川口市にある、「コミー」という、アクリル製の「ミラー」を製造している会社です。
小さな企業ですが、航空機用の手荷物入れに付いている忘れ物防止ミラーでは、世界シェアーNo.1。

先日、この会社で、小宮山社長を含む「全社員」を対象に〈対話法〉を講演しました。
これは、社員のコミュニケーションのルールの一つとして〈対話法〉の採用を検討したいとの、社長直々の依頼から実現したものです。

そして、今回の講演を出発点として、今後、社内に〈対話法〉を「定着」させる方法を、社員と浅野が一緒に考えていきます。
「コミー」の社員の皆さんの「本気度」に期待しつつ、〈対話法〉発案者である浅野の責任も果たしたいと、決意を新たにしております。
P5090080

|

2006年11月13日 (月)

「いじめ」の問題と「聞くこと」の重要性

今日(11月13日)の夜7時からの「NHKニュース7」の中で、このごろ連日のように報道されている学校での「いじめ」の問題に関して、自ら「いじめ」を受けたことのある2人の体験者が、当時の思いを語っていた。

それは、「いじめを受けていることを訴えても、多くの大人は、子どもの話をよく聞きもしないで、すぐに自分の意見を言う。大人は、もっと子どもの話をきちんと聞いて理解してから、意見を言って欲しい」という内容であった。
それに続いて、東京シューレ理事長の奥地圭子さんも、「大人は、はじめに意見ありきでなく、もっと子どもの話を聞いてあげて欲しい」という内容のことを話していた。
どちらも、まずは「聞く」ということを最優先して欲しい、という訴えなのである。(どちらの発言も、記憶に頼って書いているので、細かいところはうろ憶えであるため、文責は浅野にある)

これらのコメントを聞いた時、それが、「自分の考えや気持ちを言う前に、相手が言いたいことの要点を、相手に言葉で確かめる」ことを唯一の原則として提唱している〈対話法〉と同じであることに驚いた。そして、〈対話法〉の普及活動に対して、これまで以上の使命感さえいだいたのである。

|

2006年5月11日 (木)

興奮と冷静の切り替え

昨晩、NHK総合で放映されたクローズアップ現代の、「脳科学で防ぐ“キレる子”」を見た。
思い切り心身を動かして楽しく遊ぶ状態と、遊びを終わらせて冷静な状態に戻るときの気持ちの切り替えの方法を、体験を通して学んでいくことの重要性が、脳科学の観点から理解できた。
この番組については、たくさんのブログ記事があるので、いくつかを紹介する。

脳科学的にみても親子のコミュニケーションは大事みたいです

周囲は心の鏡

じゃれつき遊び

〈対話法〉の練習は、冷静に相手の言葉を聞くことを通して自分の感情をコントロールする訓練にもなっている。
このような心の働きが、脳科学の研究からさらに解明されることを願っている。

| | コメント (1) | トラックバック (0)